コロコロ 便の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
高齢で圧迫骨折で入院、その後自宅療養をしています。
最近、便秘がひどく、便はコロコロしています。
本人も家族もとても困ってご相談。
震災後 便秘のお年寄りが増えているようです。
ストレスや水分不足、冷え、食事との関わりなど、日頃の養生が大切です。
高齢で食事の好き嫌いが多く、夜間のトイレの回数を気にして、
水分を取らない様です。
高齢者に多いコロコロ便で、身体に必要なものが足りないタイプで
漢方では腸の潤い不足で、「虚証タイプの便秘」でした。
血液や津液(体液)は体内に潤いを与える成分です。
加齢、貧血気味、水分不足などで、体内の潤い物質の血液や津液が不足すると、
腸の潤いも不足し、便が乾燥してスムーズに排便できなくなります。
養生の基本は、足りない血液や津液を補いながら、
腸の潤いを保つ食養生を提案しました。
さらに血液や津液を補う漢方薬をお勧めし、ストレスを溜めない、
からだを冷やさない、排便のリズムを作る、しっかり潤いのある食事を食べる、
睡眠を取る生活習慣を提案しました。
その後、大変でしたが、ご家族の協力で排便もスムーズになった様です。
TEL:0226-27-2108
住所:宮城県気仙沼市長磯船原33-1